犬や猫(ペット)が死んだらすべきこと

1、ご遺体を清める

生前、お気に入りだったタオルやタオルケットを敷いて寝かせてあげてください。そしてブラシなどで毛並みを整え、タオルなどをぬるま湯につけ絞り、やさしく拭いてあげてください。※死後硬直が始まる前に前足、後ろ足を優しく曲げてあげてください。もし死後硬直が始まってしまった場合は、半日程度あとにある程度、硬直が解けてから優しく曲げてあげてください。

2、安置方法

①段ボール等を用意する

亡くなったペットちゃんの身体に合ったサイズの段ボールやケースを準備する。

②新聞紙を敷く

段ボールやケースの底部に新聞紙を敷く

③保冷剤を置く

新聞紙の上にタオル又はペットシーツを敷いてその上に保冷剤を置く。※最善はドライアイスを置くことによっての保冷です。可能であれば近所で購入するか、ネット通販で購入してください。ネット注文の場合、注文の翌日に届くshopもあるようです。

④ペットちゃんを寝かせてあげる

保冷剤の上にペットちゃんを寝かせてあげます。この時背中側やお腹側にも保冷剤を置いてあげると良いでしょう。保冷剤は数時間毎に新しい物と交換してください。

⑤毛布やタオルを掛けましょう

最後にタオルや毛布をかけ冷気を逃がさないようにしましょう。この状態で夏場で1~2日(冷房の効いた涼しい部屋で定期的に保冷剤を交換する)冬場で3~4日の安津が可能です。また、ドライアイスを使用した場合は、1週間前後の安置が可能となります。

3、葬儀の準備

葬儀にはいくつかの方法があります。後から後悔しないようにご家族、ご友人と相談して決めましょう。

3-1 自治体へ依頼する場合

クリックすると拡大します(
千葉市HPより)

犬や猫が亡くなった場合は役所で引き取ってもらえます。因みに千葉市の場合は環境事業所に持ち込みも可能です(引き取りも可)料金:直接持ち込む場合1体550円(税込み)自宅まで引き取りに来てもらう場合1体1,100円(税込み)となります。

自治体の場合
〇メリット 料金が安い
〇デメリット 基本平日の日中のみの受付。遺骨の返却はない。清掃工場で他のゴミと同時に焼却されるため(行政では、亡くなった動物は可哀そうですがゴミ扱いになるようです)

3-2 自宅に埋葬する場合

 

ペットちゃんが亡くなって自宅のお庭に埋葬したいと思われる飼主様もいらっしゃるでしょう。ここではメリット・デメリットをご紹介します。

自宅のお庭に埋葬

〇メリット いつでも手を合わせてあげられる。費用が掛からない。

〇デメリット 掘り方が浅い場合、周囲に異臭がする恐れがある。また深く掘らなければ野生動物が掘り起こす危険性がある。その他、万が一引っ越しをした場合、掘り起こさなければならなくなる。

※このような観点からご自宅のお庭に埋葬する場合は、業者に出張火葬を依頼更にパウダー加工もお願いしてから埋葬すると良いでしょう。 

公園や私有地以外の場所に埋葬することは違法となるので注意が必要です。

3-3 民間業者(訪問火葬業者)へ依頼する場合

ペット訪問火葬とは、ご自宅や思い出の場所へ動物専用の火葬車で来てくれる業者の事です。

訪問火葬車

〇メリット  都合の良い時間に訪問してくれる。(早朝・深夜の可)自宅や愛着ののある場所で火葬できる。霊園や火葬施設まで運ぶ必要がない。自宅や想い出の場所での火葬が可能。

〇デメリット 悪天候の場合、お骨上げなどできない場合もある。大型のペット不可の業者もいる。良い業者がわからない。ごく一部悪徳業者が存在するようです。

 

訪問火葬車の料金やプラン

ペット訪問火葬プランには各社違いがございます。1体1体個別に火葬するプランや合同火葬するプランもございます。また、料金はペットちゃんの体重やプランによって変化します。ご予約前に十分に比較検討しましょう。 

                                                

                             

 

訪問火葬車の依頼が向いている方

・自宅で葬儀火葬してあげたい。皆が揃う時間帯に火葬したい。友人にも参列してほしいなど。
 

3-4 民間業者(ペット霊園など)へ依頼する場合

ペット霊園は火葬炉、納骨堂、供養塔、待合室、駐車場などの設備が備わっているのが一般的です。

〇メリット  人間と同じような葬儀ができる火葬から納骨まで一貫して行える。天候に左右されることがない。

〇デメリット 費用が他に比べるとやや高めになる。霊園は郊外にあることが多く、不便な場所にあることが比較的多い。

 

4、亡くなったあとの手続き

ネットからの手続き案内(千葉市の場合)
クリックすると拡大します

〇犬の場合・・愛犬が死亡した場合、死亡した日から30日以内に市町村に届け出をしなければなりません。インターネットからの手続きも可能な場合もあります。詳しくは各市町村で確認してください。 (検索例)犬死亡 手続き 〇〇市など
※見届けの場合、罰則もあるため必ず30日以内に届け出を行いましょう

〇猫の場合・・猫の場合は届け出は不要です。飼われた際にも登録はされていないと思います。またワクチン接種も必要としていないためです。

〇保険加入の場合・・解約の手続きが必要となります。保険会社により若干解約方法が異なりますが、インターネットから解約できる会社が多いようです。マイページからログインして証券番号・パスワードを入力して進めます。保険料は亡くなった日をもとに日割り計算で返金されるため、亡くなった日を証明できる物(動物病院の死亡診断書や火葬・葬儀の領収書などを準備する必要があります。コピー可)

5、お骨の供養

葬儀が終わり、ペットちゃんのお骨の供養方法として自宅供養、納骨、散骨などがあります。供養方法について特に決まりはありませんので、ご家族で相談して決めてください。

〇自宅(手元)供養
メリット
・身近に感じられる
・費用が掛からない
デメリット 
・遺骨の保管管理が必要(カビ対策)
・永遠には手元供養できない。(期日を決めてその後を考えておく)

〇納骨堂
メリット
・雨の日にもお参りに行きやすい
デメリット
お墓、納骨堂など費用がかかる。お参りに行く日程予定を立てなければならない。

〇散骨
メリット
・自宅のお庭などに散骨できる。
デメリット
・粉骨(パウダー加工)が必要。
・海洋散骨について可能だが、私有地以外の散骨は不可。
                  

 

6、まとめ

誰もがペットが亡くると悲しい気持ちになります。悲しさのあまり何をどうしたら良いか分からなくなったりするでしょう。どうかご家族や友人に相談してできる限り「冷静」になるよう心掛け、判断を誤らないようにしましょう。

ペットちゃんが亡くなったら、①まず適切に安置してあげてください。死後硬直や腐敗が進まないように速やかに行ってください。②ご家族と相談して葬儀方法を決めてください。何が良いかよく分からない場合は、訪問火葬業者に依頼して個別火葬してもらい、ご自宅供養することがお勧めです落ち着くまでは、自宅で供養しその後、遺骨をどうするかゆっくりと決めればいいのです
 ※訪問火葬業者にお願いするときは、事前に料金の確認(総額)をしてください。また、火葬当日は火葬代金以外にグッズ(メモリアル用品)の購入は控えましょう。なぜなら後にネット通販で多くの種類からお安い物を購入できるからです。火葬当日慌てて購入する必要はありません。

 

この記事の執筆者 店長 小林 尚子

小林店長

・経歴
出身地  千葉県千葉市
学歴  千葉県立千葉女子高等学校 卒・動物専門学校卒
・資格
動物葬祭ディレクター1級・動物飼育基礎技術者・動物取扱責任者
・ペット飼育経験
犬・猫・うさぎ・モルモット
・現在飼育ペット
犬(トイプードル)

・プロフィール
動物専門学校卒業後、動物園や動物観光施設で勤務。現在ペット葬儀業に携わり8年。
今迄の経験を生かして、大切なペットちゃんと飼主様との最期のセレモニーをできる限り、良い形で終われるようにとの思いで、心を込めてご火葬させていただいております。
 

 

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